10代女性抜歯をせずに「八重歯を治したい」症例
■年齢と性別
10代女性
■ご相談内容
「八重歯を治したい」とご相談いただきました。
■カウンセリング・診断結果
拝見したところ、
左上の前歯(犬歯/3番)が、スペース不足により本来の歯並びよりも
やや唇側の低い位置に生えている「八重歯」でした。
また、右上の前歯(中切歯/1番)はやや斜めに生えており、
左上の前歯(中切歯)との間に隙間が空いていました。
■行ったご提案・治療内容
美しい口元と顔立ちが密接に関係していること、
顔立ちが美しいとコンプレックスを持たずに済むこと、
矯正治療により口元を改善できること
をご説明しました。
顎が成長途中のため抜歯はせずに、
「マルチブラケット」装置を装着しワイヤーを通していく
「ワイヤー矯正」での治療を選択しました。
まず、前歯2本(中切歯)の隙間を閉じ、
がたつきをとりました。
同時に、左上の前歯(犬歯)を並べるためのスペースを作り、
下の歯としっかり噛み合うよう関係性を確認しながら、
歯並びを整えました。
■治療期間
2年2ヶ月
■およその費用
660,000円
■術後の経過・現在の様子
前歯が正しい位置に並び、しっかり噛めるようになりました。
患者様にも「歯並びがきれいになって嬉しい」と大変喜んでいただきました。
また、今回はご姉妹で同時期に矯正治療を開始したことで、
矯正治療へのモチベーションを保ったまま治療を進めることができました。
現在は定期的なクリーニングに併せて、
歯並びが後戻りしていないかなど、経過を観察しています。
■治療のリスクについて
・治療中、発音しにくい場合があります
・治療中、舌が動かしにくいことがあります
・治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります
・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります
・冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります