10代男性 顎の手術が必要と診断された噛み合わせを、抜歯や外科手術を回避して治療した症例
◆10代男性
顎の手術が必要と診断された噛み合わせを、
抜歯や外科手術を回避して治療した症例
■ご相談内容
「歯並びが気になる」とのご相談でした。
■カウンセリング・診断結果
拝見したところ、
上の歯並びが前方に出ている
「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」が認められました。
また、噛んだときに上下の前歯に隙間ができる
「開咬(かいこう)」もみられ、
全体の歯でしっかりと噛むことが難しくなっていました。
歯並びや噛み合わせの乱れは
骨格的な問題が大きく、
顎の骨の手術をして改善することが
理想的と考えられました。
患者様からは
「過去にも手術が必要と診断された経験があるが、
できるだけ回避したい」とお話いただきました。
■行ったご提案・治療内容
ワイヤー矯正の「マルチブラケット装置」を使用して
歯並びと噛み合わせを改善する治療をご提案しました。
当初はやはり外科手術が必要な状態でしたが、
患者様のご希望や治療経過を考慮し、
歯の位置や傾きを整えることで
抜歯や外科手術をせずに治療できる可能性が
あることをご説明したところ、
同意いただきました。
■術後の経過・現在のご様子
上下の歯でしっかりと噛めるようになり、
見た目も自然な歯並びになりました。
患者様にも「手術も抜歯もせずに治療できてとても嬉しい」
と大変お喜びいただきました。
今後は、歯のクリーニングを兼ねた
定期的な経過観察を行っていく予定です。
この治療のリスクについて
・治療中、発音しにくい場合があります
・治療中、舌が動かしにくいことがあります
・治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります
・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります
・冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります
■年齢・性別
10代男性
診療種別
自由診療
■治療期間の目安
2年半
■治療費総額の目安
約880,000円