20代女性「前歯が出ているのと奥歯で噛みづらい」マウスピース型矯正装置
「インビザライン」で前歯が飛び出ている「上顎前突」と奥歯の噛み合わせを改善し、食事がしやすくなった症例
■年齢と性別
20代女性
■ご相談内容
「前歯が出ている。また奥歯で噛みづらい」とご相談いただきました。
■カウンセリング・診断結果
拝見すると、上の左右の前歯6本(中切歯/1番、側切歯/2番、犬歯/3番)が前に飛び出ている「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」、いわゆる出っ歯でした。
また、上の歯が全体的に前方に位置していたため、奥歯の噛み合わせがずれて噛みにくい状態でした。
そして、前歯の真ん中にある縦のライン「正中」が1本分ずれていました。
上には2本の親知らず(第3大臼歯/8番)が生えていました。
■行ったご提案・治療内容
親知らずを抜きスペースを作ることで、他の歯を抜かずに矯正することをご提案しました。
矯正装置は目立ちにくいマウスピース型の「インビザライン」を選択しました。
親知らずを抜いたことで後ろにスペースができたことを確認し、飛び出ている前歯を後方に動かしました。
また、奥歯の位置関係を正して、1本に対して2本の歯が噛み合う、互い違いの噛み合わせになるようにしました。
治療後は歯が元の位置に動く「後戻り」を防ぐために、保定装置の使用をおすすめしました。
■治療期間
11ヶ月
■治療回数
4回
■およその費用
770,000円
■術後の経過・現在の様子
出っ歯と奥歯の噛み合わせが改善し、全体的にしっかりと噛めるようになりました。
患者様からは「口元が引っ込んで見た目がいい。物もしっかり噛めて、おいしく食事ができている」と大変お喜びいただけました。
現在、歯並びに問題はなく、定期検診でご通院されています。
■治療のリスクについて
・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります
・マウスピースに対応していない症例の場合、治療が難しい可能性があります
・歯の移動に伴って、痛みや違和感を感じる場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります