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40代女性「手術で治らなかった出っ歯を改善したい」

顎の骨の手術で改善できなかった「上顎前突」を、ワイヤー矯正で外科処置を避けて治療し、前歯で噛めるようになった症例

■年齢と性別
40代女性

■ご相談内容
「出っ歯を治すために顎の骨の手術をした経験があるが、改善しなかった。他の治療方法がないか聞きたい」とセカンドオピニオンでご相談いただきました。

■カウンセリング・診断結果
拝見したところ、上の歯並びが前方に突き出した「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」いわゆる出っ歯が認められました。
上下の顎の位置のバランスが悪いことで、前歯でしっかりと噛めていない状態でした。

患者様は、顎の骨の位置をずらす「骨切り手術」と抜歯を伴った矯正治療のご経験がありましたが、出っ歯の改善には至っていませんでした。

■行ったご提案・治療内容
通常であれば抜歯をしてスペースを確保してから矯正治療を行うケースですが、患者様はすでに抜歯と骨切り手術を行っているため、これ以上の外科処置は体への負担が大きいと判断しました。
そこで、ワイヤー矯正の「マルチブラケット装置」を用いて、抜歯や手術を避けて治療する方法をご提案し、同意いただきました。

歯を動かす際は、上下の噛み合わせを正しくすることで出っ歯を解消していきました。

■治療期間
現担当医になって2年
(治療継続中)

■およその費用
880,000円
(なお他院での外科手術からの切り替え)

■術後の経過・現在の様子
現在も治療中ですが、奥歯の噛み合わせが適切になり、前歯でもしっかり噛めるようになりました。
患者様にも「出っ歯が改善してきたことがわかる。手術や抜歯をせずに治療ができて嬉しい」とお喜びいただいています。

今後も定期的にご通院いただき、より理想的な歯並びを目指して治療を継続していく予定です。

■治療のリスクについて
・治療中、発音しにくい場合があります
・治療中、舌が動かしにくいことがあります
・治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります
・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります
・冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります

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